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ペットシッターの対応エリアはどう決める?広げすぎないための現実的な線引き

ペットシッターの対応エリアはどう決める?広げすぎないための現実的な線引き 基本情報
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はじめに

ペットシッターとして開業すると、意外と悩みやすいのが『どこまでを対応エリアにするか』という問題です。

できるだけ多くのご依頼を受けたいと思う一方で、対応エリアを広げすぎると移動時間や交通費の負担が増え、仕事として続けにくくなってしまうこともあります。

特に開業したばかりのころは、まずは依頼を増やしたいという思いから、少し広めに設定したくなる方もいるかもしれません。

ですが、対応エリアは広ければよいというものでも、狭ければ安心というものでもありません。

大切なのは、自分の移動手段や働き方に合った範囲を決めることです。

この記事では、ペットシッターの対応エリアを決めるときの考え方や、広すぎる場合・狭すぎる場合に起こりやすいこと、無理なく続けるための現実的な線引きについてまとめます。

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ペットシッターの対応エリアは『広いほど良い』とは限らない

開業したばかりのころは、『対応エリアを広くしたほうが依頼が入りやすいのでは』と考えやすいものです。たしかに、対象地域を広く取れば、そのぶん問い合わせは増えるかもしれません。

ただ、ペットシッターの仕事は、実際には移動時間そのものが負担になりやすい仕事です。

お世話の時間が1件60分でも、移動に片道30分、40分とかかるようになると、1日の動き方は大きく変わってきます。

さらに、交通費・ガソリン代・駐車場代・渋滞・天候なども関わってくるため、距離だけでは負担を測れないこともあります。

そのため、対応エリアを決めるときは広くすることで得られるメリットだけを考えるのではなく、広げたときのデメリットまでを考えることが大切です。


開業直後は「少しでも依頼を増やしたい」と考えやすいため、実績がない時期の依頼のつなげ方をまとめた記事も参考になるかもしれません。

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まず考えたいのは、自分が何で移動するのか

対応エリアの決め方は、自分自身の移動手段によってかなり変わります。

同じ距離でも、車で移動するのか、バイクなのか、公共交通機関を利用するのかで行動範囲と待機時間は大きく変わるからです。

車で移動する場合

車移動は、荷物を積みやすく、天候の影響も比較的受けにくいため、ペットシッターの仕事とは相性が良い移動手段です。特に地方では、車移動がもっとも現実的という方も多いでしょう。

車での移動で気をつけたいのは、第一に交通事故です。

事故は自分が気をつけていれば100%防げるというものでもありません。万が一、シッターに向かう途中で事故に遭ったらどうするかも、事前に考えておいたほうが良いでしょう。

また、信号の多い地域、渋滞しやすい道路、駐車しにくい住宅街、ご依頼主の家に駐車場がないなどでは、見た目の距離より時間がかかることもあります。

くわえて、繁忙期には1日に複数件まわることもあるため、1件ごとの移動が長いと全体の予定が組みにくくなります。

車移動をメインにする場合は、単純な距離だけでなく『普段の感覚で何分くらいまでなら運転していても無理がないか』について、自分の力量を基準に考えるのがおすすめです。

バイクで移動する場合

バイクは小回りが利きやすく、車より駐車スペースの確保がしやすいという利点があります。また、渋滞にも巻き込まれにくいため、混雑による影響を受けにくいというのもメリットのひとつといえます。

一方で、雨・雪・強風・寒暖差など、天候の影響を受けやすい点には注意が必要です。

また、荷物の量にも限界があるため、複数件をまわる日や持ち物が増えるケースでは、思った以上に負担がかかることもあります。

そのため、バイク移動でお仕事を引き受ける方は、晴れた日の感覚だけで判断しないことが大切です。

公共交通機関を使う場合

電車やバスを使う場合は、駐車場の心配がない一方で、時刻表に動きが左右されます。乗り換えや待ち時間が発生しやすく、遅延の影響を受けることもあります。

また、最寄り駅やバス停から保護者さん宅まで距離があると、実際の負担はかなり大きくなります。

公共交通機関をメインにする場合は、地図上の距離で測るよりも、自分の事務所から、ご依頼主の家の玄関に着くまでに、待ち時間を含めて何分かかるかを基準に考えるほうが現実的かと思います。

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対応エリアの決め方には、いくつか考え方がある

対応エリアの決め方に正解はありませんが、考え方としてはいくつかあります。地域性や自分の働き方に合う方法を選ぶと、あとから調整もしやすくなります。

距離で決める方法

たとえば、『事務所から半径○km以内』『片道○kmまで』といった、地図上の距離で決める方法です。この方法のよいところは、Googleマップなどを誰でも見られるツールを使うことで、シッターと保護者さんの双方が一緒に確認できるため、わかりやすいことです。

ただし、実際には同じ距離でも道路事情によって所要時間はかなり変わります。数字としてはわかりやすくても、実務には少し合いにくいことがあります。

移動時間で決める方法

『片道30分以内』『通常時で40分以内』など、時間を基準にする方法です。距離で決める方法に比べると、道路状況などを反映しやすいので、こちらのほうが実際の負担に近いかと思います。

特に車移動が中心の方は、距離よりも時間のほうが、日々のスケジュール感に合いやすいことがあります。1日2件、3件と動くことを考えると、移動時間の積み重なりは思っている以上に大きいからです。

とはいえ、同じ道でも平日と休日で混み具合が変わったり、道路工事でう回路を回らなくてはならなくなったりといったことはありますので、少し不明瞭な感じがしてしまうかもしれません。

市区町村などの区切りで決める方法

『市内一円』『○○市と△△市』など、行政区分でわかりやすく示す方法です。ホームページにも載せやすく、保護者さんにも伝わりやすいのがメリットです。わたしもこの形で対応エリアを設定しています。

ただし、同じ市内でも端から端まではかなり遠いことがありますし、逆に市外でもすぐ近くという場合もあります。もしも、この方法を使うことに不安がある場合には、一律ではなく例外を設ける形にすると運用しやすくなります。

たとえば、

  • 基本対応エリアは○○市と△△市
  • そのほかの地域はご相談のうえ対応
  • 遠方は別途出張費をお願いする場合あり

といった形にしておくと、説明もやわらかく、実際の判断もしやすくなります。

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対応エリアが狭いことで考えられること

対応エリアを狭めに設定すると、移動の負担が少なくなり、スケジュールも組みやすくなります。また、緊急時にも動きやすく、1件あたりの利益も確保しやすいというメリットがあります。

その一方で、狭すぎる場合には次のようなことも考えられます。

問い合わせの母数が少なくなりやすい

対象地域が限られるぶん、問い合わせをいただける範囲も狭くなります。

特に開業直後は、『せっかくご連絡をいただけたのに、対応エリア外だった』ということが続くと、もったいなく感じることもあるかもしれません。

地域によっては需要が偏ることもある

住宅の多い地域か、ペットを飼っている世帯が多い地域かによって、依頼の入り方は変わります。

そのため、対応エリアを狭くする場合は、その地域にある程度の需要がありそうかも見ておきたいところです。

市街地

狭いこと自体が悪いわけではない

ただし、対応エリアが狭いこと自体は悪いことではありません。むしろ、無理のない範囲にしておくことで、心に余裕ができて、ひとつひとつのご依頼に丁寧に対応できるのであれば、それは大きな強みになります。

特に、地域密着で信頼を積み上げたい方にとっては、狭めの設定が合っていることもあります。

『近くだから頼みやすい』『何かあったときに来てもらいやすい』という安心感につながることもあるからです。

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対応エリアが広いことで考えられること

反対に、対応エリアを広くすると、問い合わせの機会は増えるかもしれません。

ただし、広いエリアには広いなりの難しさもあります。

移動時間が増えて時給換算が下がりやすい

もっとも大きい問題は移動時間です。お世話の時間そのものは同じでも、移動が長くなると、そのぶん実質的な時給は下がりやすくなります。

なぜなら、ペットシッターの性質として、移動時間そのものには費用をいただかないことにしているケースが多いためです。

1件ごとでは受けられても、それが続くと疲れやすくなったり、他のご依頼を入れにくくなったりすることもあります。売上だけを見ると受けたくなる案件でも、事業として見ると負担が大きすぎることは珍しくありません。

とはいえ、移動時間に費用をいただいてはいけないわけではありませんので、移動時間そのものにも費用がかかることにして、それをご依頼主に許可してもらえるのであれば、この問題はなくなります。

繁忙期に予定が組みにくくなる

お盆や年末年始などの繁忙期は依頼が殺到するため、複数件を効率よく回れるかどうかがとても大切です。

エリアが広すぎると、1件は行けても2件目、3件目との組み合わせが難しくなることがあります。

急な対応や時間変更に弱くなる

移動距離が長いほど、想定外のことが起きたときの調整がしづらくなります。

時間変更の相談が入ったときや、前の訪問が長引いたときなど、近距離より融通が利きにくくなることもあります。

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遠方の依頼を受けるかどうかは『条件』で考える

ひとつお伝えしたいのは、遠方のご依頼が必ずしも悪いわけではないということです。

地域によってはペットシッター自体が少ないこともありますし、保護者さんの事情によっては、少し離れていてもお願いしたいと思われることもあります。

これはとてもありがたいことですし、シッター側も、できることならお役に立ちたいという気持ちになるのもわかります。

そのため、遠方については『このエリアは絶対に引き受けない』と杓子定規に決めるのではなく、引き受ける条件を決めておくと考えやすくなります。

たとえば、

  • 通常エリア外は別途出張費をいただく
  • 繁忙期は近隣を優先する
  • 継続のご利用や複数日程の場合は相談可とする
  • 地域によっては別サービスや紹介を案内する など

といった形です。

このようにルール化し、それを保護者さん側にも見えるようにホームページなどに掲示しておくと、保護者さんにも説明しやすく、自分自身も判断に迷いにくくなります。


ホームページに対応エリアをどう書くか迷う方は、ペットシッターのホームページ作りの記事もあわせてご覧ください。

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わたしの体験談

広く受けるなら、なおさら基準を決めておくこと

わたし自身は、対応エリアを県内一円にしています。県外からのご依頼は全体の5%ほどで、それほど多いわけではありません。

ただ、やはり移動距離が長くなるぶん、時給換算で見ると下がりやすいと感じます。単発では受けられても、それが重なると1日の組み方や体力面に影響してくることがあります。

だからこそ思うのは、広く受けること自体よりも、自分の中で基準を決めておくことのほうが大切だということです。

  • どこまでなら通常料金で受けるのか
  • どこからは追加料金をいただくのか
  • 繁忙期はどうするのか

といったことを決めておくだけでも、かなり判断しやすくなります。

事業は、続けられてこそ意味があります。

その場その場で無理をしてしまうより、長く続けられる形を先に作っておくほうが、結果として保護者さんに安定したサービスを届けやすくなると思います。

なお、対応エリアを広めに取る場合は、移動だけでなく鍵の受け渡し方法も負担に関わってきます。詳しくは鍵の預かり・受け渡しについての記事でまとめています。

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ホームページには、わかりやすく少し余白を残して書くのがおすすめ

対応エリアをホームページに載せるときは、細かく書きすぎるより、まずはわかりやすさを優先したほうが親切です。

例1:市区町村で示す書き方

対応エリアは、○○市・△△市・□□市です。

そのほかの地域についても、距離や日程により対応できる場合がありますので、お気軽にご相談ください。

例2:条件をやわらかく添える書き方

基本の対応エリアは○○市内です。

遠方の場合も、日程や内容によってはお受けできることがあります。その際は、別途出張費をお願いする場合がございます。

例3:県内広めに対応する場合の書き方

当方は県内を中心に対応しております。

地域によっては移動時間や交通費の都合により、追加料金をお願いする場合があります。
まずはご希望の地域をお知らせください。

このように、基本の範囲は明確にしつつ、相談の余地を残しておくと、固すぎず現実的な案内になります。

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対応エリアは『今の自分に合う範囲』から始めてよい

対応エリアは、一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。開業直後と、経験を積んだあとでは、無理なく動ける範囲も変わってくることがあります。

最初は少し狭めに始めて、仕事の流れや混みやすい時期、移動の負担が見えてきてから調整していく方法でも十分です。

逆に、最初から広く設定していても、『思ったより大変だった』と感じたら見直してかまいません。

大切なのは、理想だけで決めることではなく、自分の暮らしと仕事の両方が続く範囲にすることです。

保護者さんにとって安心できるサービスであるためにも、まずは無理なく動ける線引きを考えてみるとよいでしょう。

にこやま
にこやま

遠方にリピーターさんがいる場合には、その方の依頼だけを引き受ける形に残して、エリアを絞るという方法もあります。

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まとめ

ペットシッターの対応エリアは、広ければよい、狭ければ安心、という単純なものではありません。移動手段や地域性、料金設定、1日の動き方によって、無理のない範囲は人それぞれ違います。

特に車移動をメインにする場合は、距離よりも時間や回りやすさを基準にしたほうが、実際の仕事には合いやすいことがあります。

また、遠方のご依頼についても、引き受ける・受けないを一律に判断するのではなく、追加料金や日程条件などで調整する考え方があります。

事業として長く続けるためには、目の前の1件だけでなく、全体のバランスを見ることが大切です。自分に合った対応エリアを決めて、無理のない形で信頼を積み重ねていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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