はじめに
ペットシッターそれぞれの働き方にもよりますが、時期によってご依頼の入り方には波があり、とくに長期休暇や連休が続く時期は予定が埋まりやすくなることがあります。
これからペットシッターを目指す方や、開業したばかりの方にとっては、
がわかるだけでも、かなり動きやすくなるはずです。
この記事では、ペットシッターの繁忙期とはどのような時期なのか、依頼が増えやすいタイミング、そして忙しくなる前に準備しておきたいことをまとめます。
ペットシッターの繁忙期とは?
繁忙期とは、いつもよりご依頼が集中しやすい時期のことです。
ペットシッターのご依頼は、保護者さんの旅行や帰省、出張などの予定にあわせて入ることが多いため、世の中のお休みが続く時期ほど利用されやすくなります。
もちろん、地域差や営業スタイルによる違いはあります。それでも、長期休暇や連休の前後に予定が埋まりやすいのは、ペットシッターの仕事ではよくあることです。
開業したばかりの頃は、普段との違いがわかりにくいかもしれませんが、繁忙期はある日突然やってくるというより、リピーターが増えはじめたころから、じわじわと実感することが多くなります。
それまでは長期休暇中のご予約も直前に入ることが多かったのに、1か月ほど前から埋まりはじめるようになると、いよいよ忙しさを感じるようになるかもしれません。
依頼が増えやすい時期はいつ?
年末年始
年末年始は、ペットシッターの代表的な繁忙期です。帰省や旅行で数日家を空ける保護者さんが増えるため、連日訪問のご依頼が集中しやすくなります。
年末は保護者さん側も慌ただしく、細かな確認が後回しになりやすい時期です。そのため、シッター側はいつも以上に早めの確認と準備を意識しておくと安心です。
ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークも、ご依頼が増えやすい時期のひとつです。連休として予定を立てやすく、短期旅行や帰省の需要が高まるため、2泊3日や3泊4日などのご依頼が入りやすくなります。
春は気候がよく、外出の予定が入りやすい季節でもあります。そのぶん、ペットシッターの予定も一気に埋まりやすくなります。
お盆
お盆の時期も年末年始やゴールデンウィークと並んで、忙しくなりやすい時期です。帰省に加えて、夏休みの旅行やレジャーで家を空けるご家庭が増えるためです。
また、真夏は移動だけでも体力を消耗しやすく、暑さ対策を含めた準備が欠かせません。
昼間しかお世話にうかがえない場合は、お散歩に行けなかったり、ご飯が傷みやすいため出しっぱなしにできなかったりと、保護者さんのご希望に添えないこともあります。
三連休などの連休
年末年始やゴールデンウィークの混雑を避けて、あえて別の三連休を利用される方もおられます。そういう場合には、『1泊だけ』『日帰りだけれど朝晩お願いしたい』といったご依頼が入りやすく、意外と予定が詰まりやすいです。
長期休暇だけを繁忙期と考えていると、このような連休の忙しさを見落としやすいため、あらかじめ休みが続く日があれば意識しておくと慌てにくくなります。

繁忙期は、ただ件数が増えるだけではない
繁忙期の大変さは、単純にご依頼の件数が増えることだけではありません。移動、時間調整、ご報告、連絡対応、体力管理が重なってくることに大変さがあります。
たとえば、1件ごとのお世話時間は普段と同じでも、訪問先が増えれば移動時間も増えます。時間指定のあるご依頼が重なれば、少しの遅れがその後の予定全体に影響することもあります。
さらに、犬のお散歩が複数件続く日は、散歩に連れていく時間そのものも長くなります。お世話が終わったあとのご報告作成や写真整理にも時間がかかるため、思っている以上に1日が詰まります。
わたし自身、繁忙期には早朝から深夜まで1日6件近くまわることがありますし、犬のお散歩で合計8時間近く歩くような日もあります。
ペットシッターの繁忙期は連休や長期休暇に重なることが多いため、それほど長く続くわけではありません。とはいえ、『頑張ってなんとかこなす』状態が続くと、一人で仕事をしている身としては、しんどさを感じやすくなります。
事前準備をしっかりしておくことは大事ですが、あまり無理に予約を詰め込まないことも、引き受けた仕事を確実にこなすためには重要だと感じています。
繁忙期の前に準備しておきたいこと
清掃道具などの消耗品を多めにそろえておく
繁忙期に入ると、買い出しの時間が取れなくなることがあります。そのため、清掃やお世話に使う消耗品は、繁忙期に入る前に少し多めにそろえておくと安心です。
たとえば、以下のようなものは不足しやすいです。
こうした消耗品は、毎回のお世話で必要になるものです。
繁忙期は、『無くなったので買いに行こう』と思っても、手が空くのがお店が閉まった後、ということもあり得ます。
『いつもはこの量で足りるから大丈夫』ではなく、繁忙期の前は余裕を持って補充しておくくらいがちょうどよいと思います。

車で動くならガソリンを早めに満タンにしておく
車移動が中心のペットシッターにとって、ガソリンは欠かせない仕事道具です。繁忙期に入ってから給油のタイミングを気にしていると、それだけで気持ちに余裕がなくなります。
とくに朝早い訪問や夜遅い訪問がある時期は、営業時間の問題で思うように給油できないこともあります。そのため、忙しくなる前の段階で、早めに満タンにしておくようにしましょう。

満タンにしても途中で足りなくなることはあります。仕事に行く道の途中に寄れそうなガソリンスタンドの位置と営業時間を確認しておくことをおすすめします。
交通情報や工事・事故の情報を確認しておく
繁忙期は道路も混みやすく、いつもの感覚で動くと遅れにつながることがあります。そのため、あらかじめ交通情報を確認し、工事や事故の情報が出ていないか見ておくことが大切です。
普段よく使う道が通りにくくなっていないか、混みやすい区間はどこか、別ルートを取ったほうがよいか。こうしたことを先に確認しておくだけでも、当日の動きやすさはかなり変わります。
前日までに保護者さんへ連絡し、変更がないか確認する
繁忙期は、保護者さん側も予定が詰まりやすく、直前に内容が変わることがあります。そのため、前日までに一度ご連絡し、最終確認をしておくと安心です。
確認しておきたいのは、たとえば次のような点です。
契約書やカルテを見ながら、必要な項目を事前に確認しておきましょう。
当日に『実は予定が変わりました』『やっぱりキャンセルで』となると、その後のスケジュールにも影響しやすくなります。繁忙期ほど、こうした事前確認が大切になります。
繁忙期こそ、体力を整えておくことがいちばん大切
繁忙期の準備というと、物の補充やスケジュール管理を思い浮かべやすいですが、わたしがいちばん大切だと感じているのは、体力を万全にしておくことです。
忙しい時期は、1日だけ頑張れば終わるわけではありません。それが何日も続き、早朝から深夜まで動くこともあります。犬のお散歩が重なれば、足腰への負担もかなり大きくなります。これを気力だけで乗り切ろうとするのは難しく、前日までの睡眠や食事、疲れをため込まない工夫が本当に大事になります。
開業したばかりの頃は、『せっかくのご依頼だから、できるだけ受けたい』と思いやすいのも分かります。けれど、無理をして体調を崩してしまって、結局お世話に行くことができなかった、となってしまっては、その損害は計り知れません。
繁忙期を安定して乗り切るためには、予定を詰め込みすぎないこと、休めるところでしっかり休むこと、自分の体調を後回しにしないことも大切な準備のひとつです。
まとめ
ペットシッターの繁忙期は、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆・三連休など、保護者さんの外出が増えやすい時期に訪れます。こうした時期はご依頼が集中しやすく、件数だけでなく、移動や連絡、体力面でも負担が大きくなります。
だからこそ、繁忙期を乗り切るには、当日の頑張りよりも事前準備が大切です。
こうした準備をしておくことで、忙しい時期にも落ち着いてお世話しやすくなります。
これからペットシッターを目指す方や、開業したばかりの方は、ぜひ『忙しくなってから』ではなく『忙しくなる前』に備える意識を持って仕事に取り組んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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