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多頭飼いのお世話で気をつけたいこと|1匹だけのときと違う確認ポイント

多頭飼いのお世話で気をつけたいこと|1匹だけのときと違う確認ポイント お世話のポイント
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はじめに

ペットシッターとしてお世話に入るとき、1頭だけのお宅と多頭飼いのお宅では、気をつけるべきことが少し変わってきます。

頭数が増えると、お世話そのものが大変になるのはもちろんですが、その理由は、たんに『お世話をする対象が増えるため』ということではなく、『それぞれの子に合わせた対応が必要になるため』。

同じ犬同士、同じ猫同士で暮らしている家庭でも、性格、食べ方、好きな場所、苦手なこと、体調の変化の出方はそれぞれ違います。

多頭飼いのお世話では『まとめて対応する』のではなく、1頭ずつ必要なお世話をきちんと積み重ねることがとても大切です。

この記事では、多頭飼いのお世話で気をつけたいことや、1匹だけのときとは違う確認ポイントについて、ペットシッター目線でわかりやすくまとめます。

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多頭飼いのお世話は『まとめて見る』のではなく『それぞれを見る』のが基本

多頭飼いのお宅では、つい『犬2頭』『猫3頭』というように、頭数でひとまとめに考えてしまいがちです。ですが、実際のお世話では、その考え方だとうまくいかないことが少なくありません。

なぜなら、同じ家で暮らしていても、それぞれに性格や生活パターンがあるからです。

たとえば、

  • よく食べる子と食が細い子
  • 人懐こい子と警戒心の強い子
  • すぐトイレを使う子と場所にこだわりがある子
  • 散歩が好きな子と短時間で十分な子

など、違いはさまざまです。

多頭飼いのお世話で大切なのは、『そこに何頭いるか』ということよりも、『それぞれの子に何が必要か』を把握し、それに必要な時間配分や気配りを考えることです。

頭数が増えるほど、まとめて済ませるのではなく、1頭ずつの確認が必要になります。

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ご飯は『全員同じ』で考えない

多頭飼いのお世話で、とくに注意したいのが食事です。

ペットシッターの時間は限られているため、同じ時間に同じようにご飯を出さざるを得ないことも多いのですが、それでも1頭1頭それぞれにしてあげられることはあります。

フードの種類に気をつける

同じ家に住んでいる子でも、年齢や体質、持病の有無によって、食べているフードが違うことはよくあります。

たとえば、

  • シニア用と成犬用
  • 療法食と一般食
  • ウェットフードとドライフード
  • ささみのふりかけをかける
  • それらのご飯を混ぜて用意する

などです。

ここを曖昧にすると、食べさせてはいけないものをあげてしまったり、必要な食事が取れなかったりするおそれがあります。

量や器が違うこともある

同じフードを食べていても、量が同じとは限りません。体格や運動量によって量を分けていることもあります。また、猫に多いのですが、器自体にこだわりがある子もいます。

たとえば、

  • この子は軽量スプーン何杯
  • この子は少なめ
  • この器でないと食べない
  • 高さのある器を使っている
  • 冬は器を温めないと食べない など

といった違いです。

食べる場所や食べ方にも配慮が必要

多頭飼いでは、ほかの子が近くにいると落ち着いて食べられない子もいます。逆に、早食いの子がほかの子のごはんを食べてしまうこともあります。

そのため、

  • 別々の場所で食べさせる
  • 食べ終わるまで見守る
  • 食後に器をすぐ下げる
  • 食べ残しが誰のものか分かるようにする など

といった工夫が必要です。

にこやま
にこやま

ご飯を用意していると、走ってキャットタワーの頂上に登る猫さんがいました。いつも、ご飯はそこで食べているようで、うずうずしながら待っている様子がとてもかわいかったです。

仲良し犬
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犬の散歩は『一緒に行けるか』だけで判断しない

犬の多頭飼いで気をつけたいのが、散歩です。

保護者さんが普段は一緒に散歩している場合でも、ペットシッターが同じように対応できるとは限りません。

歩くペースや距離はそれぞれ違う

同じ年の同じ犬種でも、

  • たっぷり長く歩きたい子
  • 短い散歩で十分な子
  • 抱っこかカートで散歩したい子
  • においを嗅ぐ時間が長い子
  • 足腰に不安があり、ゆっくり歩く子

など、その子の性格によって散歩のペースはかなり違います。

元気な子に合わせると、ゆっくり歩きたい子に負担がかかることがありますし、逆に慎重な子に合わせると、運動量が足りなくなることもあります。

好きな場所や苦手なものも違う

人通りの多い道や賑やかな場所が平気な子もいれば、バイクや車の音、子どもを怖がる子もいます。

また、よく立ち止まる場所や、引っ張りやすい場面が決まっていることもあります。

事前に、

  • よく行く散歩コース
  • 苦手な音や場所
  • 他犬との相性
  • 引っ張りやすいポイント
  • 排泄しやすい場所

などを確認しておくと、より安全です。

『鳩を見ると必ず騒ぎ出す』『白い車は保護者さんの車と思って追いかける』『○○さんの家の犬さんと挨拶しないと帰らない』などなど。犬によってこだわりはさまざま。留守番を頑張っている犬さんのためにも、叶えられる範囲で叶えてあげられるといいですね。

無理に一緒に連れて行かない判断も大切

頭数が多く、かつ、お世話にあたれる時間が短いと『散歩は一度で済ませたい』と考えてしまいがちですが、組み合わせによっては別々に行ったほうが安全なこともあります。

とくに、

  • 力の強い子がいる
  • 歩くペースが大きく違う
  • 相性によって興奮しやすい
  • それぞれに見守りが必要

といった場合は、無理に同時に行かないほうが賢明です。

安全面で気になることは保護者さんに正直にお伝えし、散歩時間を短くするか、契約時間を伸ばしていただくか、相談するようにしましょう。

犬のお世話では、散歩中の安全確認やその子の性格に合わせた対応が大切です。犬のペットシッターとして気をつけたい基本は、こちらも参考にしてみてください。

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猫のトイレは『猫用トイレ』ではなく『この子用のトイレ』として確認する

猫の多頭飼いでは、トイレまわりの確認も大切です。

猫はトイレへのこだわりが強い子が多く、種類や置き場所が変わるだけでも我慢してしまうことがあります。

使う砂やシートの好みが違うことがある

同じ家の猫でも、

  • 紙砂が好きな子
  • 鉱物系の砂が好きな子
  • ペットシートでしかしない子
  • システムトイレを使っている子

など、好みが違うことがあります。

このような場合は、あらかじめ種類ごとにトイレが分けられていることもありますので、入れる砂の種類などを間違えないように気をつけましょう。

ここを間違ってしまうと、排泄を我慢させてしまう原因になりかねません。

仲良し猫

トイレの場所や使い分けを確認しておく

多頭飼いでは、複数のトイレが設置されていることがよくあり、それぞれのトイレをどの子がよく使うのか、ある程度決まっていることも少なくありません

たとえば、

  • この子はリビングのトイレしか使わない
  • この子は静かな場所にあるトイレを好む
  • この子は汚れていると使わない

といった違いです。

通常、どれがどの子の排泄物かわからないとなりがちですが、『紙の猫砂のトイレにうんちをしていた』『ペットシートにおしっこ跡があった』と伝えると、保護者さんの方で把握できる可能性もあります。

単に掃除するだけでなく、『どのトイレがどう使われていたか』まで報告できると保護者さんの安心につながります。

警戒心の強い子や、落ち着ける場所にこだわりのある子がいる場合は、猫ならではの配慮も必要になります。猫のペットシッターで気をつけたいポイントは、こちらの記事もご覧ください。

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性格の違いを把握しておくと、お世話の精度が上がる

多頭飼いのお宅では、動物ごとの性格の違いを把握しておくことがとても重要です。なぜなら、同じ出来事でも、『それをしたのがどの子か』によって受け止め方がまったく違ってくるからです。

  • 初対面でも近づいてくる、人が好きな子
  • 物陰に隠れて様子を見る、近づいてほしくない子
  • ほかの子がいると遠慮してしまう子
  • 自分が一番なでなでされたい子

このような性格の違いを認識していないと、

  • ちゃんと食べたと思っていたら、実は遠慮して食べていなかった
  • テンションがあがりすぎてご飯を慌てて食べたせいで、吐き戻してしまった
  • おとなしいだけだと思っていたら、強い不安を感じていた

などという事態にもつながりかねません。

多頭飼いでは、頭数のにぎやかさの中に隠れてしまいがちな1頭1頭の個性を見落とさないことが大切です。

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『3頭=3』ではなく『1+1+1』で考える

多頭飼いのお世話は、特別なことをしなければいけないように感じるかもしれません。ですが、基本の考え方は1頭のお世話と大きく変わらないとうのがわたしの考えです。

大切なのは、1頭のお世話を、その頭数分きちんと行うことです。

たとえば、猫が3頭いる場合でも、『猫3頭のお世話』とひとまとめに考えるのではなく、1頭目には何が必要か、2頭目には何が必要か、3頭目には何が必要かというように、1+1+1で考えるほうが、実際にはうまくいきやすいです。

ごはんも、トイレも、過ごす場所も、安心できる距離感も、それぞれ違います。

『3頭をまとめて対応する』のではなく、『1頭分のお世話を3回丁寧に積み重ねる』という意識が大切なのだと思います。

やることが多い多頭飼育のお世話では、手際のよさももちろん必要ですが、それ以上にその子ごとの違いを雑にしないことが、わたしは大切だと考えています。

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事前打ち合わせで確認しておきたいこと

多頭飼いのお宅では、事前の打ち合わせで確認しておく内容も少し増えます。

とくに、次のような点は細かく確認して、それぞれの動物ごとにカルテを作成しておくと安心です。

食事について

  • それぞれのフードの種類
  • 食べる場所
  • 食べる順番
  • 食べ残しがあったときの対応
  • 横取り防止の方法 など

散歩について(犬)

  • 1頭ずつ行くのか、一緒に行くのか
  • 歩くペース
  • 距離
  • 好きなコース
  • 苦手なもの
  • 排泄しやすい場所
  • 引っ張りやすさや注意点 など

トイレについて(猫)

  • トイレの数
  • 砂やシートの種類
  • よく使う場所
  • 掃除のタイミング
  • 排泄の確認方法 など

性格や関係性について

  • 人懐こさ
  • 警戒心の強さ
  • ほかの子との相性
  • 遠慮しやすい子がいるか
  • 先に対応したほうが落ち着く子がいるか など

このような内容を事前にしっかり確認しておくと、実際のお世話に入ったときの戸惑いがかなり減ります。

それぞれの子の食事や性格、トイレの好みまで把握するには、事前の打ち合わせでどこまで確認できるかがとても重要です。初回打ち合わせのポイントは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

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まとめ

多頭飼いのお世話で大切なのは、頭数に圧倒されず、それぞれの子に必要なお世話をきちんと行うことです。

  • ごはんは種類、量、器、食べる場所まで確認する
  • 犬の散歩はペースや距離、苦手なことまで把握する
  • 猫のトイレは砂や場所の好みまで見ておく
  • 性格や関係性の違いを理解する
  • 『3頭=3』ではなく、『1+1+1』で考える

多頭飼いだからこそ大変なことはありますが、基本は1頭のお世話の積み重ねです。それぞれの子をひとまとめにせず、1頭ずつ丁寧に見ることが、安心できるお世話につながります。

多頭飼いのお宅に伺うときは、ぜひ『それぞれに合わせる』という視点を大切にしていきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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