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初回打ち合わせで何を確認する?ペットシッターが聞き漏らしたくない項目一覧

初回打ち合わせで何を確認する?ペットシッターが聞き漏らしたくない項目一覧 お世話のポイント
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はじめに

ペットシッターの仕事では、実際に訪問してお世話をする前に、保護者さんとの事前打ち合わせを行うことが一般的です。

このとき行う初回打ち合わせは、単なる顔合わせではありません。

ペットの性格や健康状態、お世話の内容、緊急時の対応、保護者さんの希望などを事前に確認し、安心して本番を迎えるための大切な時間です。

ここで確認が足りないままお世話当日を迎えてしまうと、

  • 思っていたお世話内容と違っていた
  • ペットを強く警戒させてしまった
  • 緊急時に連絡先や受診先が分からず困った
  • 保護者さんとの認識にズレが生まれた

といったトラブルにつながることがあります。

この記事では、ペットシッターの初回打ち合わせで確認しておきたいことを、実務に沿ってわかりやすく整理しました。

これからペットシッターを目指す方や、開業したばかりの方が、『打ち合わせで何を聞けばいいのか分からない』状態から抜け出せるようにまとめています。

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初回打ち合わせは、安心して任せてもらうための準備時間

初回打ち合わせは、ペットシッター側が必要な情報を集める時間であると同時に、保護者さんにとっては「この人に任せて大丈夫かな」と確かめる時間でもあります。

そのため、ただ質問を並べればよいわけではありません。

  • 落ち着いて話を聞く
  • その場でメモを取る
  • 目を見て、ゆっくり話をする
  • 曖昧な点をそのままにしない
  • できること、できないことをきちんと伝える など

こうした姿勢そのものが、信頼につながります。

事前の打ち合わせはお世話対象の動物に会うことも目的のひとつですので、基本的に保護者さんの自宅でお会いすることになります。初めて会う人を自宅に招くのですから、保護者さんの方も少なからず不安を抱えています。

丁寧にひとつひとつ確認を重ねていくことが、安心して依頼してもらえる第一歩になります。

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初回打ち合わせで確認したいこと一覧

初回打ち合わせでは、主に次のような内容を確認しておくと安心です。

  • ペットの基本情報
  • 健康状態や通院状況
  • 性格や好き嫌い
  • ごはん・トイレ・散歩などのお世話内容
  • 室内でしてよいこと、してはいけないこと
  • かかりつけ医や緊急時の連絡先
  • 報告方法や連絡頻度
  • 鍵の受け渡し方法
  • ペットのお世話以外に頼まれていること
  • 契約内容や注意事項

ここからは、それぞれの項目について詳しく見ていきます。

ペットの情報のまとめ方は人それぞれですが、わたしは以下の情報を書き込めるようなカルテを自作し、A4サイズの一枚の紙にすべての情報をまとめて書くようにしています。

その紙を契約書と一緒にファイルに綴じて持参し、その用紙を見ながらお世話にあたるようにしています。

にこやま
にこやま

ちなみに、リピーターの方でもそのペットが以前の状態と変わっている可能性があるため、カルテは毎回書き換えるようにしています。

ペットの基本情報

まず確認したいのは、ペットの基本情報です。これはカルテの土台になる部分なので、できるだけ正確に把握しておきたいところです。

確認したい内容
  • 名前
  • 種類(犬・猫・その他)
  • 品種
  • 性別
  • 年齢
  • 去勢・避妊の有無
  • 同居しているペットの有無
  • マイクロチップ装着の有無
  • 飼育歴や家族になった経緯 など

年齢や性別、避妊去勢の有無などは、行動傾向や健康状態を考えるうえでも参考になります。

また、多頭飼いで2頭以上の動物がいる場合には、その家ごとではなく、ペットごとにカルテを作成して情報を整理しておくことをおすすめします。同じ家で暮らしていても、食事量や性格、注意点はそれぞれ違うからです。

わたし自身も、最初にこうした基本情報を確認し、個別に気になることがあれば追加でお尋ねするようにしています。

健康状態・持病・通院状況

健康状態の確認は、初回打ち合わせの中でも特に大切です。シニアの子や持病のある子では、ちょっとした変化が重要な情報になることもあります。

確認したい内容
  • 持病の有無
  • これまでにかかった大きな病気
  • 現在通院中かどうか
  • 飲んでいる薬の有無
  • 投薬方法と時間
  • アレルギーの有無
  • 発作や体調不良の既往
  • 食欲や飲水量の傾向
  • 下痢・嘔吐・便秘など起こしやすい症状
  • 足腰、視力、聴力など年齢による変化 など

「今は落ち着いています」「とくに気になることはないです」と言われた場合でも、それだけで終わらせず、普段の様子を具体的に聞くことが大切です。

たとえば、『日常的に以下のようなことが起こりやすい子である』といった情報は、訪問時の判断材料になります。

  • 普段から食欲にムラがある
  • 緊張すると吐くことがある
  • お腹をこわしやすい
  • 日が沈むと落ち着かなくなる など
打ち合わせ

性格・好きなこと・苦手なこと

ペットシッターの仕事では、その子の性格を事前に知っておくことがとても重要です。同じ犬、同じ猫でも、反応はそれぞれまったく違います。

確認したい内容
  • 人懐っこいか、警戒心が強いか
  • 初対面の人への反応
  • 触られるのが好きな場所、苦手な場所
  • 音や物への怖がりがあるか
  • 来客時の反応
  • 他の犬や猫への反応
  • 好きなおもちゃや遊び方
  • 苦手なこと、嫌いなこと
  • パニックになりやすい場面
  • 脱走や攻撃行動のリスクがあるか など

たとえば猫なら『知らない人が来ると隠れて出てこない』『無理に近づくと警戒する』といった情報や、犬なら『リードを見せると興奮して声が届きにくくなる』『散歩中、バイクの音を怖がる』なども確認しておきたいところです。

ごはん・おやつ・水のこと

食事まわりは、毎回のお世話に直結するため、曖昧にしないことが大切です。

確認したい内容
  • フードの種類
  • 1回量
  • 回数
  • 与える時間
  • トッピングや混ぜるもの
  • おやつの有無
  • 食べ残しがあったときの対応
  • 食欲がなかったときの判断基準
  • 水の交換方法や置き場所
  • 食器の洗い方や保管場所 など

計量方法まで確認しておくと、ミスを防ぎやすくなります。保護者さんが与えるときは『適量』で与えているというときでも、お世話期間は定められた量を与えるようにしておくほうが賢明です。

  • 何グラムか
  • どのスプーンを使うか
  • どこまで入れるか
  • ふやかす必要があるか

など、できるだけ具体的に聞いておくと安心です。

にこやま
にこやま

『適量だからわからない』と言われたら、いつもの量のフードをお皿に出してもらいましょう。それをその場で測って、保護者さんに確認のうえで基準量とします。

トイレ・排泄チェックのポイント

排泄は、体調変化を知る大切な手がかりです。どこまで観察し、どんな時に連絡が必要かを確認しておくと安心です。

確認したい内容
  • トイレの場所
  • トイレ掃除の方法
  • うんちや尿の普段の回数
  • 便のやわらかさや尿量の傾向
  • 粗相の有無
  • マーキングの有無
  • 排泄がなかった場合の対応
  • トイレ用品の予備の保管場所 など

猫の複数頭飼育でよくあることですが、猫トイレの中の状態が『どれが誰の排泄物か分かりにくい』ことがあります。その場合は、どこまで把握を求められているのかもあわせて確認しておくとよいでしょう。

わたしは①掃除前の状態を写真に撮る、②掃除をしながら便と尿の跡がそれぞれ何か所あるか確認する、③同時に便や尿に異常がないかを確認する、④便や尿の跡数や状態などをできるだけ文字で伝え、清掃後の写真を送る、というふうにしています。

散歩・遊び・運動について

犬のお世話では、散歩内容の確認も重要です。猫やその他の動物でも、ストレス発散になるような遊びや声かけの習慣があれば聞いておきたいところです。

確認したい内容
  • 散歩の回数
  • 散歩時間の目安
  • コース
  • 排泄のタイミング
  • リードやハーネスの使い方
  • 引っ張りの強さ
  • 拾い食いの癖
  • 他犬・人・車への反応
  • 雨の日の対応
  • 室内遊びの内容や時間 など

特に犬の散歩が必要な場合の聞き取りでは、危険になりやすいポイントを事前に聞いておくことが大切です。

たとえば、

  • リードを見ると興奮するので、ケージなどの狭い場所に入れてから見せるようにしてほしい
  • 黒色が苦手で、黒い服を着ていたり、黒い犬が近づくと怖がるので注意してほしい
  • 車のクラクションやバイクのエンジン音など、大きな音でパニックになりやすい
  • 鳩を見ると全力で追いかけるので、なるべく見せないようにしたほうがいい など

といった情報は、事故防止につながります。

室内でしてよいこと・ダメなこと

この項目は意外と聞き漏らしが起こりやすい一方で、保護者さんとの認識のズレが出やすい部分でもあります。

確認したい内容
  • 入ってよい部屋、入ってはいけない部屋
  • 使用してよい物、触れてはいけない物
  • エアコンの設定
  • 窓の開閉ルール
  • カーテンや照明の扱い
  • 掃除機や洗濯機を使ってよいか
  • ペットを乗せてよい家具、ダメな家具
  • 来客対応の要否
  • 郵便物や宅配が来た場合の対応
  • 防犯上のルール など

「自由に過ごしてください」と言われた場合でも、リビングだけなのか、キッチンまで含むのかでは意味が違ってきます。

こうした点は遠慮せず、細かめに確認しておいたほうが安心です。

かかりつけ医と緊急時の対応

緊急時の確認は、初回打ち合わせの中でも特に重要事項です。万が一に備える姿勢は信頼にもつながります。

確認したい内容
  • かかりつけの動物病院名
  • 住所
  • 電話番号
  • 診療時間
  • 休診日
  • 夜間や休診日の受診先
  • 受診時の判断基準
  • 飼い主さんに連絡がつかない場合の対応
  • 搬送手段
  • 医療費の扱い など

ここで確認しておきたいのは、どの段階で病院に連れて行くべきかということ。

  • まず電話連絡を優先するのか
  • 緊急時は連絡前でも受診してよいのか
  • 連絡が取れない場合は誰に相談するのか

この点が曖昧だと、いざという時に迷いやすくなります。

緊急連絡先は飼い主さん以外も確認しておく

保護者さんの連絡先を尋ねたら安心してしまいそうですが、保護者さん本人以外の連絡先も確認しておくと安心です。

確認したい内容
  • 本人の携帯電話
  • 旅行先や滞在先の連絡先
  • 同居家族の連絡先
  • 緊急時に連絡してよい親族や知人
  • 勤務先への連絡可否
  • メール、LINE、電話など連絡手段の優先順位 など

保護者さんも旅行中や仕事中などのご用事がありますので、すぐに電話に出られないこともあるでしょう。そのため、『誰に、どの順で連絡するか』まで決めておくと、緊急時の対応がスムーズになります。

にこやま
にこやま

連絡先がひとつしかない場合、契約期間中は、できるだけ電話やメールに気を配っていただくよう、保護者さんにお願いしておきましょう。

報告方法と連絡頻度

報告の仕方は、保護者さんの安心感に大きく関わります。そのため、希望する報告方法頻度は事前に確認しておきたいところです。

確認したい内容
  • 報告手段(LINE、メール、アプリ、メモなど)
  • 報告のタイミング
  • 1日何回ほしいか
  • 写真の枚数の希望
  • 動画の希望の有無
  • 短めの報告がよいか、詳しい報告がよいか
  • 気になることがあった時の連絡基準 など

報告手段や報告頻度は保護者さんによってかなり差があります。

  • 写真が数枚あれば安心する方
  • 文章で詳しく知りたい方
  • 仕事中なので簡潔な報告を好む方
  • できるだけ細かく知りたい方 など

報告方法や回数についても初回の段階で確認しておくと、訪問後のやり取りがスムーズになります。

鍵の受け渡し方法と防犯面

鍵の取り扱いは、信頼に直結する重要な項目です。

受け渡し方法や返却方法は、曖昧にしないことが大切です。

確認したい内容
  • 受け渡し方法
  • 返却方法
  • スペアキーの有無
  • オートロックの有無
  • インターホンの対応
  • 施錠確認のルール
  • 鍵番号や住所情報の管理方法
  • 鍵の持ち歩き時のルール など

鍵については、受け取る時も返す時も、双方が安心できる形を決めておくことが大切です。

にこやま
にこやま

わたしは基本的にお会いして手渡しする方法をとるようにしていますが、合鍵がないなどの理由でポスト投函を希望される方もいます。保護者さんに投函後については責任が持てない旨を伝え、それでもいいと言われた場合は、そのように対応しています。

ペットのお世話以外に頼まれていること

ペットシッターは留守宅にお邪魔する仕事ですので、ペットのお世話以外に頼まれごとがあることもあります。

心に余裕があれば、ほかにお手伝いが必要なことがないか、一緒に尋ねてみるといいですね。

お世話以外の頼まれごと
  • 郵便物を取り込む
  • カーテンを開け閉めする
  • 換気をする
  • 照明をつける
  • 植物に水をやる
  • エアコンや空気清浄機の操作 など

ここで大切なのは、どこまで対応するのか線引きをしておくことです。

サービスに含まれるのか、別料金なのか、対応できない内容なのかを明確にしておかないと、後から認識のズレが出ることがあります。

にこやま
にこやま

その他のことはなるべく普段どおりにしておくを目指しますが、「夜は怖がるかもしれないので電気はつけたままにしてあげてください」という場合も。

夜間は豆電球にしておくか、電気をつけたままにしておくか、真っ暗にするのがいいか。このあたりも、しっかり確認しておくといいですね。

契約内容として明確にしておきたいこと

初回打ち合わせは、気持ちよく仕事を始めるための場であると同時に、認識のズレを防ぐための場でもあります。

そのため、確認した内容はできるだけカルテや契約書などに残しておくことが大切です。

明確にしておきたい内容
  • 訪問日と訪問回数
  • 1回あたりの訪問時間
  • サービス内容
  • 料金
  • 追加料金の条件
  • キャンセル時の扱い
  • 緊急受診時の対応
  • 免責事項
  • 鍵の管理方法
  • 個人情報や写真の取り扱い など

『言った・言わない』の行き違いは、小さなことでも信頼に影響します。

初回打ち合わせで確認した内容は、その場だけで終わらせず、しっかりと形に残しておくと安心です。

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初回打ち合わせで特に聞き漏らしたくない追加項目

初回打ち合わせでは、これまで書いたような基本項目に加えて、次のような内容も確認しておくとさらに安心です。

脱走リスク

  • 玄関や窓から飛び出しやすいか
  • 来客やチャイムで興奮するか
  • ペットは玄関付近まで来るタイプか

触れないほうがよい場所や苦手な対応

  • 抱っこは苦手か
  • どこを触られるのが苦手か
  • 首輪やハーネス装着時に嫌がるか
  • 知らない人が近づくと怒るタイプか

普段と違うと判断する基準

  • 食欲がどの程度落ちたら要連絡か
  • 排泄が何回なかったら相談か
  • その子にとってよくある体調の波かどうか

家族以外の訪問予定

  • 留守中に他の家族が出入りする可能性はあるか
  • 宅配や工事などの予定はあるか
  • 他業者が来る予定の有無はあるか

災害や停電時の考え方

  • 地震や停電が起きた場合の対応
  • 避難が必要な時の連絡先や優先事項

これらの項目は、起こらないのが一番ですが、事前に確認しておくことで落ち着いて対応しやすくなります。

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初回打ち合わせでは『確認項目を決めておくこと』が大切

初回打ち合わせでは確認することが多いため、慣れないうちは「こんなに聞くことがあるのか」と戸惑うかもしれません。

ですが、最初から完璧でなくても大丈夫です。

大切なのは、なんとなく話して終わるのではなく、確認する項目をある程度決めておくことです。

そのためには、『これを必ず尋ねること』というものをまとめたカルテチェックシートを自分なりに作成して用意しておくと安心です。

事前に確認項目が整理されていると、聞き漏らしを防ぎやすくなりますし、訪問後に内容を見返すときにも役立ちます。

にこやま
にこやま

スマートフォンなどのメモ帳を使うのもいいですが、わたしはアナログのA4紙一枚を使用しています。ちなみに、紙媒体を使うのであれば濡れる可能性が大いにあるので、水に滲まない油性ペンを使うようにしてくださいね。

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まとめ

ペットシッターの初回打ち合わせでは、単にお世話内容を聞くだけではなく、

  • ペットの基本情報
  • 健康状態
  • 性格や苦手なこと
  • ごはんやトイレ、散歩の内容
  • 室内でのルール
  • 緊急時の連絡先や受診先
  • 報告方法
  • 鍵の受け渡し方法
  • お世話以外に依頼されること
  • 契約内容の確認

など、幅広く確認しておくことが大切です。

初回打ち合わせで丁寧に確認しておくことは、当日のお世話をスムーズにするだけでなく、保護者さんの安心感にもつながります。

これからペットシッターを目指す方や、開業したばかりの方は、ぜひ自分なりのチェック項目やカルテを整えて、打ち合わせに臨んでみてください。

積み重ねていくうちに、自分に合ったやり方が少しずつ見えてくるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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