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給餌量のミスを防ぐには?フード管理で気をつけたい伝達と確認方法

給餌量のミスを防ぐには?フード管理で気をつけたい伝達と確認方法 お世話のポイント
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はじめに

ペットシッターのお世話のなかで、給餌は基本的な内容のひとつです。毎回行うことだからこそ、一見すると単純なお世話に見えるかもしれません。

けれど実際には、『たしか、これくらいで良かったはず』という思い込みや、あいまいな伝達が原因で、お願いされていた量を間違えて与えてしまうことがあります。

少しくらいのズレなら大きな問題にならない子もいますが、食べ過ぎで吐き戻してしまったり、療養中の子では体調に影響したりすることもあります。

とくに多頭飼いのお宅では、『誰に・何を・どれだけ食べさせるか』が混ざりやすく、より慎重な確認が必要です。

この記事では、給餌量のミスを防ぐために、事前打ち合わせで確認したいことや、実際のお世話で意識したい伝達・記録の工夫についてまとめます。

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給餌量のミスは、大きなトラブルにつながることがある

ペットシッターの仕事のなかで給餌量のミスは、鍵の紛失やペットの脱走などに比べると目立ちにくい失敗のためか、つい軽く見られがちです。

しかし、与える量を間違えると、食べ過ぎによる吐き戻しにつながったり、栄養コントロールをしている子では体調への影響につながることがあります。

もちろん、健康な子であれば、一度のミスでただちに大きな問題になるとは限りません。それでも、『一度くらいなら大丈夫』と考えてしまうと、確認がおろそかになり、次の失敗にもつながりやすくなります。

療養中の子や食事管理が必要な子では、ふだんの食事そのものが体調管理の一部になっていることもあります。そうした子にとっては、量や内容の取り違えが、小さくない負担になることもあります。

このことをしっかり胸に刻み、給餌を単なる作業として済ませないこと、最初からミスが起こりにくい形を作っておくことが大切です。

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給餌ミスを防ぐには、確認をあいまいにしないことが大切

給餌量のミスというと『量り間違えた』『見間違えた』という場面を想像しがちですが、そもそもの打ち合わせの段階で量の確認があいまいになっているために起こるミスもあります。

たとえば、

  • いつも、このお皿に一杯あげています
  • 昨日が少し柔らかめの便だったので、少なめで大丈夫です
  • このスプーンで1杯とちょっとあげてください など

このようなニュアンスの言葉だけで依頼内容を理解したつもりにならないことが大切です。

なぜなら、同じ『スプーン1杯』でも、すり切りなのか山盛りなのかで量は変わりますし、『少なめ』や『ちょっと』の感覚も人によって違うからです。

また、ご家族ごとに説明が微妙に違うこともあります。

『朝は少なめでお願いします』という方と、『朝もしっかり食べさせてください』という方がおられた場合は、家族で方針を決めていただかなければなりません。

ご依頼の指示は感覚的な言葉ではなく、保護者さんの側でも、誰が見ても同じように理解できる形で伝えていただくことが大切です。

給餌量のミスを防ぐうえで重要なのは、事前の打ち合わせの段階で、あいまいさを残さないことだといえるでしょう。

ご飯を食べる猫
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事前打ち合わせで必ず確認したい給餌管理のポイント

給餌量のミスを防ぐには、打ち合わせの段階で、必要な情報を具体的に確認しておくことが大切です。

まず確認したいのは、次のような点です。

  • 今回のお世話の間で食べさせる量は何gか
  • 1日2回の訪問であれば、朝と夜は同じ量なのか
  • ご飯の種類はどれを与えるのか
  • ご飯はどこに置いてあるのか
  • 器はどれを使うべきか
  • ご飯に何かトッピングするものはあるか など

このあたりまで聞いておくと、実際の現場でも迷いにくくなります。

もしも、お世話の回数が1回だけではない場合には、1日に何回与えるのか、何時ごろ与えるのかも確認しておきましょう。時間に多少の幅があってよいのか、それともなるべく厳密に合わせたほうがよいのかまで聞いておけると安心です。

加えて、食べなかったときの対応も決めておきたいところです。

もしも食べなかったときには、時間をおいてもう一度出すのか、そのまま下げるのか、置いたまま帰っていいのか、どの段階で連絡するのか。ここを決めておくと、実際のお世話にも安心してあたることができます。

給餌管理で大切なのは、フードの量だけを聞いて終わらせないことです。

実際には、保護者さんがなかば無意識で行っている『その子のご飯を用意して、食べさせるまでの流れ』があるはずです。できるだけ前後の流れまで確認しておくことで、ペットたちにも、いつも通りのご飯の時間を提供しやすくなります。

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実際のお世話で給餌ミスを防ぐための工夫

事前に内容を確認していても、現場では見間違いや思い違いが起こることがあります。そのため、実際のお世話では、できるだけミスが起こりにくい状態を作ることが大切です。

1回あたりの食事のグラム数を量る

保護者さんによっては、計量カップやお皿に1杯と量っている方もおられますが、1回にあたえる食事の量は、グラム数で量るのが間違いありません。

『普段はざざっとついでいるから、よく分からない』というときには、打ち合わせの際に実際にお皿についでいただき、その量を量って目安としましょう。

保護者さんと一緒に確認しておくことで、『うちの子の1回量はこれくらい』という共通認識も持ちやすくなります。

わたしはタニタのキッチンスケールを常備しています。

フードを1回分ずつ小分けにしてもらう

つぎに、フードを1回に与える分ずつ小分けにしてもらう方法があります。

保護者さんにお手間をかけてしまうのですが、それぞれのペットの名前の書かれた袋や容器に分けてあれば、どの子に何をどれだけ与えるのかが一目でわかりやすくなります。

とくに多頭飼いのお宅では、こうした方法がとても役立ちます。

多頭飼育の場合、給餌中はそれ以外の作業をしない

多頭飼育のお宅では、給餌管理の難しさがぐっと上がります。

それぞれ食べているフードの種類が違ったり、量が違ったり、食べる場所が決まっていたりすることも多いからです。

袋にまとめてもらう方法はミスが起こりにくくなるのでおすすめですが、保護者さんが忙しく、そこまで手が回らない、ということもあります

たとえほかにやることが残っていても、給餌をしている間は、給餌以外の作業の手を一旦休めましょう。そして、事前の打ち合わせの際に作ったカルテを見ながら、ひとつひとつ確認しながら、その作業だけに集中するようにしてください。

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療養中の子や食事制限のある子では、より細かい確認が欠かせない

療養中の子や、体重管理・持病などで食事制限がある子では、給餌量のミスだけではなく、フードの種類の間違いも許されません。

同じメーカーのフードは袋の見た目が似ていることがあり、慣れていないと見分けにくいことがあります。表に書いてある文字が、打ち合わせできいたとおりのラベルかどうか、しっかり確認しましょう。

また、食欲が落ちているときや、食べ残しがあったときに『今回はあまり食べなかったから、次は少し多めにあげよう』といった調整も自己判断でしてはいけません

吐き戻しや食欲低下があった場合には、必ず保護者さんに報告をし、その際、『これをしておいた方がいいかも』と思うことがあるのであれば、その報告で保護者さんに指示を仰ぎましょう。

体調面に配慮が必要な子ほど、『量や種類を間違えないこと』と同じくらい、『自己判断で勝手に行動しないこと』が大切になります。

ご飯と犬
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まとめ

給餌は、ペットシッターにとって基本的なお世話のひとつです。

ですが、基本的なお世話だからこそ、『たしかこう言っていた』『これで大丈夫だろう』という思い込みや自己判断が入りやすい部分でもあります。あるいは、仕事への慣れや忙しさから確認が不十分になると、思わぬミスにつながることもあります。

とくに多頭飼いのお宅や、療養中の子、食事管理が必要な子のお世話では、確認すべきことが多いため、より慎重な対応が欠かせません。

けっして『なんとなく』で進めず、打ち合わせの際に作成した個別のカルテを見ながら、ひとつひとつ確認して準備することが大切です。少し手間に感じても、のひと手間が防げるミスは少なくないはずです。

毎日の生活に深く関わる部分だからこそ、丁寧に準備し、慎重に対応すること。ペットシッターは、ペットのことに関しては少し細かすぎるくらいでちょうどいいのだとわたしは思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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