ペットシッターとして個人で開業したいと考えたとき、
など、さまざまな疑問が頭に浮かぶと思います。
ペットシッターというと、動物に関わる仕事ということもあり、なんとなく開業の手続きについてもふんわりとしたイメージを持たれやすいかもしれません。
しかし、ペットシッターは、動物の命を預かる責任のある仕事です。
そのため、実際には、法律上必要な登録や手続き、動物取扱責任者の要件、万一に備えた保険、契約書の用意など、開業前に確認すべきことはたくさんあります。
特に個人事業主として自分で開業する場合は、会社に所属して働く場合とは必要な条件が大きく変わってきます。
この記事では、専業ペットシッターである筆者が、ペットシッターとして個人事業を開業する場合に必要な資格・手続き・費用・準備するもの・集客方法について、初心者の方にもわかりやすく整理していきます。
将来的にペットシッターとして開業したいと考えている方の参考になれば幸いです。
ペットシッター開業の流れを先に確認しよう
ペットシッターとして開業するためには、事前にいくつかの準備が必要です。
大きく分けると、流れは次のようになります。
- 資格や経験など、開業に必要な要件を確認する
- 第一種動物取扱業(保管)の登録申請を行う
- 個人事業主として開業届を提出する
- 保険や契約書、料金表などを準備する
- ホームページやチラシなどで集客の準備をする
個人で開業する場合は第一種動物取扱業の登録が必要
ペットシッターとして個人で開業する場合、まず確認したいのが「第一種動物取扱業」の登録です。
ペットシッターは、保護者さん(飼い主さん)のご自宅で、保護者さんに代わってペットのお世話をする仕事です。
自宅に動物を預かるわけではないのですが、ペットシッターも動物取扱業の「保管」にあたるものとして扱われます。
そのため、個人でペットシッターを開業する場合は、営業を始める前に、管轄の自治体で第一種動物取扱業(保管)の登録を行わなければなりません。
もし、「ペットシッターになりたい」のであって「個人で開業したい訳ではない」という場合には、ペットシッター業を営む会社に所属して働くという選択肢もあります。
この場合、求人条件によっては、未経験や無資格の状態でもペットシッターになれる可能性があります。
ペットシッターを目指している方は、まずは自分がどちらの働き方を望んでいるのかを整理しておくと、その後の仕事の探し方がスムーズに進むと思います。
ペットシッター開業に必要な資格・経験
上で書いたように、ペットシッターとして働くために、必ずしも資格が必要なわけではありません。
ただし、個人で開業する場合は、第一種動物取扱業の登録が必要になり、そのためには事業所ごとに動物取扱責任者を置く必要があります。
つまり、ひとりでペットシッターを開業する場合は「自分自身が動物取扱責任者の要件を満たして」いなければならず、そのためには、資格や経験など一定の条件をクリアする必要があります。
要件については、下の「動物取扱責任者になるための主な要件」にまとめましたので、そちらを確認してみてください。
ペットシッターに資格は必要?
どこかの会社に所属してペットシッターとして働く場合は、その会社の応募条件を満たしていれば、無資格・未経験でも採用される可能性はあります。
一方で、個人でペットシッターを開業する場合は、第一種動物取扱業(保管)の登録が必要です。
そして、第一種動物取扱業の登録を行うためには、動物取扱責任者の要件を満たしている人を事業所ごとに配置する必要があります。
ひとりで開業するのであれば、自分自身が動物取扱責任者になる必要があります。
そのため、自分自身が以下の要件をクリアしている必要がある、というわけです。
動物取扱責任者になるための主な要件
動物取扱責任者になるための要件は、次のようなものがあります。
1.獣医師免許を取得していること
2.愛玩動物看護師の免許を取得していること
3.次の(ア)(イ)の両方を満たしていること
- (ア)種別に係る半年以上の実務経験、または実務経験と同等の1年以上の飼養経験
- (イ)種別に係る知識および技術について1年以上教育する学校等を卒業していること
4.次の(ア)(ウ)の両方を満たしていること
- (ア)種別に係る半年以上の実務経験、または実務経験と同等の1年以上の飼養経験
- (ウ)公平性・専門性のある団体が行った試験により、知識や技術を証明できること
3または4の要件で申請する場合は、「学校の卒業」「資格試験の合格」「実務経験」「飼養経験」などが関係してきます。
ただし、ここで注意したいポイントがあります。
それは、ここで求められる「学校の卒業資格」や「公平性のある団体が行った試験」「実務経験や飼養経験」などについては、各自治体によって、クリアの要件に違いがあることがある、ということです。
たとえば、「資格」は動物に関するものなら何でもよい、というわけではなく、ある自治体では認められた資格や経験でも、別の自治体では認められないというケースもあり得ます。
せっかくの行動が無駄にならないよう、資格講座を申し込む前や、経験を積むために働き始める前には、まず管轄の自治体の窓口(動物愛護センターや保健所など)で要件を満たすかどうか確認しておくようにしましょう。
ペットシッターに関係する資格については、こちらのページで詳しく解説しています。
実務経験や飼養経験で注意したいこと
獣医師あるいは愛玩動物看護師ではない場合、個人でペットシッター開業を目指すのであれば、資格だけでなく、実務経験や飼養経験も求められます。
ここで注意すべきは、「経験」についても、動物に関わる仕事ならどんな仕事でも経験として認められる、というわけではないことです。
自治体によっては、申請する業種の内容ごとに、実務経験として認められる関連業種が定められていることもあります。
これらの資格や経験の条件はとてもわかりにくいので、これからどこかの会社で経験を積もうと考えている方は、応募や勤務を始める前に、
「この事業所で勤務した場合、将来ペットシッターとして開業する際の実務経験、または飼養経験として認められますか」
を管轄の自治体に確認しておくことをおすすめします。
「実務経験」や「飼養経験」に関する解説は、こちらのページでまとめています。
ペットシッターの開業に必要な手続き
資格や経験の確認ができたら、次は開業に必要な手続きを進めていきます。
ペットシッターとして個人で開業する場合、主に確認したい手続きは次の3つです。
このうち、ペットシッターとして個人で開業するために特に重要になるのが、上でも説明した第一種動物取扱業(保管)の登録です。
第一種動物取扱業(保管)の登録
これまでに説明したとおり、個人でペットシッターを開業する場合は、営業を始める前に、第一種動物取扱業(保管)の登録を行う必要があります。
都道府県や政令市、中核市など、地域によって窓口が異なるため、まずは管轄の自治体(動物愛護センターや保健所)のホームページで確認するか、電話をして、「自分の管轄の地域では、どこが申請窓口になっているか」について尋ねてみましょう。
申請に必要な書類は、自治体のホームページからダウンロードできることが多いですが、パソコンはよくわからないという場合は、窓口で直接受け取ることも可能です。
また、登録申請には、手数料もかかります。金額は自治体によって異なる場合がありますが、目安として、わたしが訪問型のペットシッターとしての登録した際は、およそ15,000円(+交通費1,000円)ほどかかりました。
ちなみに、「登録手続きは郵送ではなく、窓口に持ってくるように」という自治体もあります。提出の際は、提出方法をよく確認しておくようご注意ください。
申請は書類を出して終わりではなく、必要に応じて施設や設備などの確認を経て、登録証が交付される流れになります。
ペットシッターの場合、自宅に動物を預かるわけではないとしても、事業所としての所在地や業務内容などを確認されることがあります。
開業予定日が決まっている場合は、余裕をもって早めに準備しておきましょう。

個人事業主として開業届を提出する
第一種動物取扱業の登録とあわせて、税務署への手続きも確認しておきましょう。
個人で事業を始める場合は、「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。いわゆる「開業届」です。
ペットシッターとして個人事業主になる場合も、税務署へ開業届を提出することで、個人事業として仕事を始めたことを届け出る形になります。
提出先は、納税地を管轄する税務署です。
開業届は、税務署の窓口で提出するほか、郵送やe-Taxで提出できる場合もあります。
提出方法は変わることもあるため、最新の案内は国税庁や税務署のホームページで確認しておくと安心です。
青色申告をする場合の手続き
開業届と一緒に確認しておきたいのが、青色申告承認申請書です。
青色申告を利用すると、条件を満たせば青色申告特別控除などを受けられる可能性があります。
ただし、青色申告をするには、原則として期限までに「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
ちなみに、開業届と青色申告承認申請書は、提出期限が異なりますので注意が必要です。

このあたりのことは、税務署で尋ねられると詳しく教えてもらえます。一度しっかり尋ねておきたいという方は開業届を提出する前に税務署の相談窓口を尋ねてみられるのもよいかと思います。
税金関係の手続きは、後回しにすればするほど難しく感じることも。
もし個人事業の開業が初めてであれば、開業前には税務署や商工会、商工会議所、よろず支援拠点などの無料相談を利用して相談しておくと、かなり心強いのではないかと思います。
ペットシッター開業にかかる費用の目安
ペットシッターの開業に必要な費用は、働き方や事業の規模によって大きく変わります。
自宅を事務所として使い、訪問型のペットシッターとして始める場合は、店舗を構える仕事に比べると、初期費用を抑えやすいです。
一方で、資格取得費用、登録申請手数料、保険料、備品代、チラシやホームページ作成費などは必要になります。
ここでは、わたしが開業したときに実際にかかった費用も含めて、目安を紹介してみます。
この金額が絶対に必要になるわけではないのですが、何となくの参考として見ていただければ幸いです。
資格取得費用
ペットシッターとして個人開業を目指す場合、動物取扱責任者の要件を満たすために、資格取得が必要になることがあります。
資格取得費用は、取得する資格や受講方法によって異なります。
わたしの場合は、愛玩動物飼養管理士の資格取得費用などとして、80,000円から100,000円ほどかかったと記憶しています。
ただし、これはあくまでわたし自身の一例です。
資格によって費用が変わるのは当然ですが、同じ資格だったとしても住んでいる場所によって受講のために必要な交通費なども変わってきます。
資格を選ぶときは、費用だけでなく、
などまで確認しておくと安心です。

今はオンラインでの受講をしている資格講座も多いようです。移動にかかる交通費と時間がかからないのは助かりますね。
登録申請手数料
第一種動物取扱業(保管)の登録申請には、手数料がかかります。
金額は自治体によって異なる場合がありますが、1業種につき15,000円前後で案内されていることがあります。
わたしの場合も、第一種動物取扱業(保管)の登録申請などに、交通費なども含めておよそ16,000円ほどかかったかと思います。
また、登録申請手数料のほかにも、必要書類をそろえるための費用がかかることがあります。
申請前には、管轄の自治体のホームページや窓口で、必要書類と手数料を確認しておきましょう。
保険・備品・チラシなどの費用
ペットシッターは、動物のお世話をするだけでなく、保護者さんのご自宅に入って仕事をするサービスです。そのため、万が一に備えた保険への加入についても考えておかなければなりません。
また、仕事に必要な備品(ペットのお世話グッズや清掃具)なども開業前にひととおり準備しておきたいところです。
わたしが開業時に準備したものとしては、次のようなものがありました。
わたしは仕事着はすべてワークマンで購入していました。
同じものを揃えれば制服のように使えますし、動きやすく、洗いやすく、かつ安いということで重宝しています。
また、お世話道具として、予備のハーネスやリード(大型犬から小型犬までの全サイズを一式ずつ)、使い捨ての清掃用品なども用意していました。
ペットシッター保険については、補償内容や加入条件によって費用が変わります。
わたしが加入していたものは月額4,000円から5,000円ほどでしたが、現在は訪問サービス向けに月額数千円で加入できるプランもあります。
ただし、保険料や補償内容は変更される可能性があるため、加入前には必ず最新情報を確認してください。
開業費用はおよそ20万円
わたしの場合、開業までにかかった費用は、18万円から20万円ほどだったと思います。
主な内訳は、次のようなイメージです。
ちなみに、わたしは自宅を事業所として登録したため事務所は借りず、また車も、もともと持っていたものを使ったため、車両購入費などもかかっていません。
次のような場合は、必要な開業資金はもっとかかる見込みです。
何をどの程度用意するかは本人次第です。
まずは、自分がどのような形で働きたいのか、捻出できる初期投資費用はいくらまでかを考えながら、必要なものを書き出してみましょう。
開業前に準備しておきたいもの
登録が済んだら、すぐに仕事を始められるように、第一種動物取扱業の登録や開業届の準備とあわせて、実際に仕事を受けるための準備も進めておきましょう。
開業前に準備しておきたい、あるいは決めておきたいものは、主に次のようなものです。
- 契約書
- 利用規約
- 料金表
- 対応エリア
- 訪問記録の方法
- 鍵の預かり方法
- ホームページやチラシ
- 問い合わせ対応の流れ
ペットシッターは、信頼第一の仕事です。
せっかくご連絡をいただいたのに、何も定まっていないために説明がしどろもどろの状態では、信頼を得るのは難しいかもしれません。
契約書・利用規約
ペットシッターとして仕事を受ける前に、契約書や利用規約は必ず準備しておきましょう。
口約束だけで仕事を受けてしまうと、あとから認識の違いが起きたときに困ることがあります。
たとえば、
といった内容は、事前に双方が見ることができる文章の形で確認しておくことが大切です。
契約書は、保護者さんを縛るためのものでも、シッターに不利な責任を負わせるものでもなく、お互いが安心して依頼・受注するためのものです。
特に開業したばかりの頃は、「ここまで細かく決めると失礼かな」と感じることもあるかもしれません。
けれど、あいまいなまま仕事を受けてしまう方が、あとから大きなトラブルにつながることがあります。
大切なペットたちを安心してお世話するためにも、また、自分自身を守るためにも、契約書や利用規約は早めに整えておきましょう。

わたしは弁護士の無料相談会で相談した後、その弁護士さんの事務所へ行って契約書のひな形を有料で作っていただきました。
料金表・対応エリア
料金表と対応エリアも、開業前に決めておきたい大切な項目です。
ペットシッターを探している保護者さんは、
といったことを気にしています。
料金や対応エリアに関する部分がわかりにくいと、問い合わせる前に離脱されてしまうこともあります。
そのため、ホームページやチラシには、できるだけわかりやすく料金と対応エリアを載せておきましょう。
開業してすぐの段階でも料金を安くしすぎる必要はありません。
ペットシッターは、移動時間、打ち合わせ時間、報告作成、緊急時対応など、実際のお世話時間以外にも多くの時間と責任が発生する仕事です。
近隣の同業者の料金相場をチェックしつつ、自分が無理なく仕事を続けていける料金設定を考えることが大切です。
保険への加入
ペットシッターとして仕事を始める前に、保険の加入についても確認しておきましょう。
どれだけ丁寧に仕事にあたっていても、次のようなトラブルが起きる可能性はゼロにはできません。
このような事態に備えて、賠償責任保険などへの加入を検討しておくと安心です。
保険に加入しておくことは、自分自身を守ることにもつながりますし、保護者さんにとっても「万が一に備えているペットシッター」であることは、安心材料になります。
一般社団法人日本ペット事業者支援協会の訪問サービス向け案内では、ペットシッターが加入できるプランについても紹介されています。
ただし、保険に入っていれば何でも解決できるわけではありません。
補償される範囲、補償されない範囲、免責事項などは保険によって異なりますので、補償内容は必ず加入前に確認しておくようにしましょう。
あわせて、契約書や打ち合わせの中で、
などをできるだけ明確に文章化しておくことも重要です。
ペットシッター開業後に仕事を増やすための集客方法
登録と開業届が無事に済み、ようやくペットシッターとして開業できても、すぐに依頼がどんどん入るようになるとは限りません。
むしろ、開業直後は「最初の1件目の依頼をどうやって獲得するか」が大きな課題になります。
ペットシッターは地域密着型の仕事です。
全国の人に広く知ってもらうよりも、自分が実際に訪問できる地域の保護者さんに知ってもらうことが大切です。
ホームページやブログで基本情報を整える
まず準備したいのが、ホームページやブログです。
今はSNSだけで発信することもできますが、ペットシッターの場合は、基本情報を整理して載せられる場所があると便利です。
たとえば、次のような情報を整理して掲載しておくと、見た人に安心してもらいやすくなります。
「何を書けばいいのかわからない」という場合は、自分がペットシッターを探す立場だったら何を知りたいかを考えてみるとわかりやすいかと思います。
保護者さんは、大切な家族であるペットと、自宅の鍵を預けることができる相手を探しています。
そのため、「どんな人なのか」「どんな考えで仕事をしているのか」「どこまで対応してくれるのか」がわかるだけでも、安心感につながります。
ちなみに、わたしは開業当初から、SNSは使わず、ホームページだけしか持っていません。
内容も、
- 仕事内容・料金・対応エリア・お問い合わせのページ
- プロフィールページ
- プライバシーポリシー
の3ページだけという、とてもシンプルなものです。
開業当時はパソコンの知識もほとんどありませんでしたので、無料ホームページ作成サービスを使って作成しました。
最初から完璧なホームページを作ろうとしなくても大丈夫です。
必要な情報がわかりやすく載っていれば、それだけでも十分に役立ちます。
チラシで地域に知ってもらう
ペットシッターは地域密着型の仕事なので、チラシも広告として有効です。
ホームページやSNSは便利ですが、地域によっては、まだまだ紙のチラシの方が人の目に留まりやすいこともあります。
特に、インターネット検索をあまり使われない方に対しては、チラシは非常に効果的な宣伝です。
わたしは開業当時、次のようなことを行いました。
- ココナラでチラシを作ってもらう
- できあがったチラシを近隣の動物病院やペットサロンなどに配る
- 動物に関係のないスーパーや個人商店、知人などにも配る
動物を飼っている人に知ってほしいので、チラシを置いてもらう場所としては、動物病院、ペットサロン、ドッグカフェ、ペット用品店などが理想的です。
とはいえ、どこにでも置いてもらえるわけではなく、むしろ断られることのほうが多いです。
「最初から見ず知らずの場所へ行くのは無理」という方は(わたしもそうでしたが)、自分のペットのかかりつけの動物病院や、動物には関係ないけれど知人のいるお店などから相談してみるのもよいでしょう。
動物と直接関係のない場所でも、チラシを見た人が必要な人につないでくれることもあります。
すぐに依頼につながらなくても、チラシは地域で存在を知ってもらうためのきっかけになります。

口コミ・リピーターにつなげる
仕事を軌道に乗せるうえで大切なのが、リピーターになってくださる保護者さんの存在です。
「お試し期間」の色合いが強い初回の依頼とちがって、2回目以降の依頼では、利用期間が長くなったり、訪問回数が増えたりということも珍しくありません。
利用日数や訪問回数が増えると、そのご家庭のペットたちと過ごせる時間も長くなり、性格やクセだけでなく、普段の過ごし方も少しずつわかってきます。
ペットの性質がわかってくると、より行き届いたお世話がしやすくなります。その結果、保護者さんにも安心してもらいやすくなり、仕事としても安定しやすくなります。
リピーターになってもらうために必要なことは、保護者さんには誠実に、ペットたちには真摯に向き合い、丁寧にお世話を行うこと。これだけです。
具体的には、次のようなことを意識して行うようにしています。
リピーターが増えてくると、そこから犬友、猫友、鳥友などを通じて、口コミが少しずつ広がっていくこともあります。
ペットシッターの仕事は、派手な宣伝よりも、利用者からの口コミのほうが次の依頼につながりやすい仕事です。
焦らず、目の前のひとつひとつのご依頼を大切にしていきましょう。
ペットシッター開業準備は焦らず、順番に
ペットシッターは、比較的少ない資金で開業しやすい仕事です。
ただし、開業しやすそうだからといって、調査不足、準備不足のまま進んでしまうと、あとから困る事態にもなりかねません。
ペットシッターとして個人での開業を考えついたときには、まず、次のことを確認してください。
- 個人事業主として開業したいのか
- 第一種動物取扱業(保管)の登録はできそうか
- 動物取扱責任者の要件を満たせそうか
- 開業届や青色申告の手続きはできそうか
- 保険や契約書を準備できそうか
- 料金表や対応エリアを決めているか
- 問い合わせから契約までの流れを整えているか
- ホームページやチラシなど、集客の準備をしているか
ペットシッターを個人で開業するためには多くの作業が必要で、これを一気に進めようとすると大変に感じるかもしれません。
でも、ひとつずつ、必要な準備を順番に進めていけば、少しずつ形になっていきます。
まずは、自分が動物取扱責任者の要件を満たしているかを確認する。
次に、管轄の自治体で第一種動物取扱業(保管)の登録について調べる。
そのうえで、必要な資格や経験、開業届、保険、契約書、料金表、ホームページなどをひとつずつ整えていく。
「ペットシッターになりたい」という気持ちを支えに、焦らず、無理せず、ぜひ一歩ずつ形にしていってみてください。
あなたの挑戦を心から応援しています。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。








コメント